ボリュームシャドウコピーサービス(VSS)は、システム上のアプリケーションがボリュームに書き込みをしていきながら、ボリュームのバックアップを実行できるようにするためのフレームワークを実装するCOM APIのセットです。 このサービスにより、アプリケーションが使用していてロックされているファイルでもバックアップが可能になります。 ボリュームシャドウコピーサービスがパソコン上で実行されていない場合、AOSBOXはロックされたファイルのバックアップに失敗します。 このサービスのステータスを確認するには、以下の操作を行ってください。 [スタート ] メニューの「ファイル名を指定して実行」をクリックするか、Windowsキーを押しながら[R]キーを押します。 入力欄にservices.mscとし、Enterキーを押します。 サービス一覧から、 Volume Shadow Copy Service を探し、その上で右クリックして[プロパティ]をクリックします。 ダイアログの [全般 ]タブで、サービスが「開始」していることを確認してください。 もしなっていない場合は、サービスのスタートアップの種類を[自動]に設定してパソコンを再起動してください。 サービス一覧の Microsoft Software Shadow Copy Provider も同様にご確認ください。 また、このサービスに関連するエラーが最近にあるかどうかWindowsイベントビューアを確認してください。 [スタート ] メニューの「ファイル名を指定して実行」をクリックするか、Windowsキーを押しながら[R]キーを押します。 入力欄にeventvwrとし、Enterキーを押します。 イベントビューアの左側のパネルから[Windowsログ ] →[ アプリケーション] から、最近発生しているAOSBOX Serviceのエラーを検索してください。
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シャドウコピー サービスによる、開いているファイルのバックアップ
既定では、AOSBOXは開いているファイルに対してWindows サービスのボリュームシャドウコピーサービス(VSS)を経由してバックアップします。 VSSは開いているファイルに対して自動的に適用され、対象のファイルが開いているか否かの処理を行いますが、これは通常体感することはありません。しかし、開いているファイルの数が非常に多くこの処理に時間がかかっている場合は、任意でVSSの使用を強制してこの処理をスキップすることができます。これは拡張子単位で指定します。 次の操作を行います: 方法1: パソコンから AOSBOXのタスクトレイアイコンを右クリックして AOSBOX ホーム画面を表示する をクリックします。 AOSBOXホーム画面から 設定 をクリックします。 左ペインから、 高度な設定 ①をクリックします。 VSS対象の拡張子 テキストボックス②に、ボリュームシャドウコピーを経由して、開いているファイルであってもバックアップを行いたいファイルの拡張子を入力します。複数の拡張子を指定する場合は、セミコロンで区切ってください。 ✅ ③をクリックして適用します。 方法2: Web管理ページから 【以下の方法は、AOSBOX Businessのみに適用されます】 AOSBOX Web管理ページにアクセスしてログインします。 ポリシー タブ①をクリックします。 ポリシーの作成 をクリックするか、既存のポリシーの列の 編集 アイコンをクリックします。 拡張子 タブ②をクリックします。 シャドウコピーを行う拡張子 テキストボックス③に、ボリュームシャドウコピーを経由して、開いているファイルであってもバックアップを行いたいファイルの拡張子を入力します。複数の拡張子を指定する場合は、セミコロンで区切ってください。 保存 をクリックして、変更を保存します。 ポリシーをユーザーに割り当て ます。